最近はCanvaなどのアプリの東条で、誰でも手軽に広告がつくれるようになりました。
名刺やSNS用バナーも、思い立ったらすぐにデザインできる。
けれど、いざ仕上がったものを見ると…
「なんだかイマイチ」「おしゃれだけど反応がない」
そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
その理由は・・・
「デザインの法則」が取り込まれてないから。
プロの広告には、目を引くための法則が盛り込まれてるんです。
~デザインの法則~ とは?
● 配置の黄金律
・黄金比(1:1.618) … 見た目に美しいバランス
・三分割法 … 視線が自然に流れる構図
・Zの法則 … 人の目線がZ字に動く習性を利用
● 色の黄金律
・ゲシュタルトの法則 … 情報をグループ化して見やすくする
・色彩の黄金比(60:30:10) … 色のバランスを整える黄金比率
・視覚的階層 … 情報に優先順位をつける
● 心理の黄金律
・カクテルパーティ効果 … 自分に関係する言葉に強く反応する
・アンカリング効果 … 最初に提示された情報が基準になる
・希少性の法則 … 「限定◯名」で行動を促す
・社会的証明 … 「◯万人が利用」で信頼感を高める
これらの法則を使えばいいデザインのものができます。
とはいえ、初心者にはハードルが高いですよね。
だったら意識すべきは「いい広告の定義」
~いい広告の定義~ とは?
1.目的が明確
集客、販売、認知度アップのいづれであるかを明確に。
2.ターゲットに刺さる
見た人が「自分ごと」と感じる言葉やデザイン(写真)を使う。
3.伝えたいことが一目でわかる
キャッチコピーは短く、重要な情報・写真を大きく。文字の詰め込みはNG。
4.行動を促す導線をつける
電話番号やQRコードをわかりやすく配置。「今すぐ」「◯月まで」などの後押し。
5.信頼感・安心感を与える
実績やお客様の声、写真やロゴの使用。
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なかでも 1〜3が特に重要。
この3つを押さえるだけで、インパクトのある広告になります。
また「良いデザインの法則」が自然と取り込まれる結果になります。
さらに付け加えると『客観視』すること!
自分で作るとどうしても主観的になる
「伝えたい」気持ちが強くなりすぎ、文字だらけに💦
依頼されて作る場合は、第3者ですから「客観視」できるんです。
ターゲット目線で考案するからこそイイものになるわけです。
弊社で作った広告
これは私が最近つくったチラシ👇
私が意識したのは2つ
1.日時、場所の強調
2.内容が即わかるタイトルと写真
この2つに全体の2/3を使ってます。
これにより「貧困に関する講演会」というのが一瞬で入ります
目的は「ストリートチルドレンの現状を知ってもらうこと」ですから講師情報は最後、しかも小さく。
こうすることで、3つ折りにした際に表にタイトル、裏に日時・場所が見えるようなります。
結果として、意識せずとも 三分割法やZの法則などを取り込んだデザインになるんです。
まとめ
「いい広告の定義」を意識すれば、自然とデザインもついてきます。
その際に最も大事なのは「客観視」
確認は、第三者に見てもらうのが一番確実です。