1990年代後半〜2000年代ごろ、
「何してるのかよくわからないけど、お金持ってそう」
そんな有名人が多かった記憶があります。
まぁ、あくまで私の主観ですが。
例えば、牧瀬里穂さんの夫としても知られるNIGOさん。
当時「ファッションディレクター」なんて肩書は聞いたことなかった。
沢尻エリカさんの元夫、高城剛さんもそう。
「ハイパーメディアクリエイター」ってなんぞ?
いまだに、よくわかりません(笑)。
ホリエモンこと堀江貴文さんも、当時の私にとってはそのひとり。
ホームページ制作会社を経営していた頃までは理解できた。
でも、企業買収や金融事業にまで進出すると、もう何をしている会社なのか・・・
とにかく、よくわからないけど、みんな成功しているように見えた。
「何してるかわからないほど、儲かってるんじゃないの?」
それが当時の私の印象だったことを覚えています。
でも、あながち的外れな考えでもなかったと思う。
だって、誰も知らない仕事なら、競争相手もいない から。
ライバルがいなければ儲かるはず
世の中にまだ存在しないサービス。
一般には知られていないビジネス。
もし、それが本当に新しい市場なら、競争相手も少ないはず。
ライバルがいなければ、価格競争もない。
うまくいけば、市場を独占することだってできるかも。
つまり、誰もやっていないことは、大きなビジネスチャンス!
ただし、そんなにうまい話ばかりではありません。
誰もやっていないのには理由があるから
本当に誰も思いつかなかったのでしょうか?
「自分が思いつくことは、すでに他の誰かが考えている」
という話を聞いたことあります。
私自身も経験があります。
あるとき、石原さとみさんが泉ピン子さんに見えたんです。
まぁ、そんなこと思うの自分ぐらいだろうと思ってたんですが…
「石原さとみ 泉」まで入力すると、同じことを思った人がわんさか出てきた。
そう、自分が画期的だと思った斬新なアイデアは、すでに誰かが考えてる。
さらに、挑戦して失敗してるかもしれません。
あるいは、思いついても、商売として成功する見込みがないと判断されたのかもしれません。
競争相手がいないことと、お客さんがいることは、別の話。
ライバルがいなくても、お客さんまでいなければ商売になりません。
さらに、新しいサービスのパイオニアには大きな問題があります。
それは、認知!
新サービスは、まず「それが何なのか」「なぜ必要なのか」から説明する必要があります。
商品を売る前に、市場そのものを育てなければならないわけです。
先駆者には、先駆者ならではの苦労があります。
そう考えると…
2番煎じが一番賢いかも
すでに市場ができており、商品やサービスが売れることもわかっている。
お客さんに商品の価値を説明する必要もなければ、市場をゼロから開拓する必要もない。
先駆者の成功や失敗を参考にできるのも大きなメリットです。
ただし、2番手にだって問題があります。
先駆者がすでに多くの顧客を獲得しているところへ参入することになります。
また、後発企業が次々と参入すれば、今度は価格競争が始まります。
そうなると2番手が賢い選択とも言い切れない。
でも、後発のサービスが新サービスに化けることもあります。
先駆者の商品やサービスを改良したり、すでにあるものと組み合わせたり。
やり方次第で、新しい価値が生まれる ことも。
つまり、新しいビジネスは、必ずしもゼロから発明する必要はないのです。
発明ばかりが新サービスじゃない
例えば、AppleのiPhone。
実は、Appleが世界で初めてスマートフォンを作ったわけではありません。
1994年にはIBMが電話と小型コンピュータを組み合わせた「Simon」を発売していました。
さらに1996年には、Nokiaがインターネットにも接続できる「9000 Communicator」を発売しています。
つまり、電話ができるコンピュータも、インターネットにつながる携帯電話も、すでに存在していたわけです。
そこに登場したのが、2007年のiPhone。
Appleは電話、音楽プレーヤー、インターネット機能をひとつにまとめて製品に仕上げました。
それまで存在していた技術を組み合わせ、使い方そのものを変えたわけです。
世界初を作らなくても、新しい価値を生み出すことはできるということですね。
そう考えると、新しいビジネスの可能性は、まだまだ身近なところにあるのかもしれません。
もしかしたらNIGOさんや高城剛さんたちも、同じだったのかも?
そもそも、本当に新しい仕事だったのか?
確かに彼らの肩書は聞いたことないもの。
でも「ホントに誰もやっていなかったか?」と言うとビミョ〜。
ファッション、映像制作、どれもすでに存在していた仕事です。
それらを新しい形で組み合わせたり、まだ一般的ではなかった市場に進出したりしていたわけです。
つまり、「誰もやっていない仕事」と「自分が知らない仕事」は違う ということ。
当時の私には理解できなかっただけで、そこには具体的なビジネスが存在していたのでしょう。
誰もやっていないことを探すより、誰も気づいていない価値を探す。
それもまた、ビジネスの面白さなのだと思います。
さて、これで話を終わろうと思ったのですが、最後にひとつ、
何しているかわからない人たちの共通点
それはズバリ! DJ
NIGOさん、高城剛さん、そして同じく何をしているのかよくわからなかった藤原ヒロシさん。
みんなDJやってるんです。
何をしているかわからないけど儲かってそうな人になるには、とりあえずDJを始めればいいのかも(笑)