「カッコいいサイトにしたい」
「高級感のあるサイトにしたい」
という要望はとても多いです。
もちろん、見た目は大事。
ダサいよりカッコいい方がいいし、古臭いより今っぽい方がいい。
でも、
「カッコいいサイト」=「いいホームページ」ではありません。
そのデザインに誰が喜ぶ?
例えば、キャラクターグッズのホームページ。
黒を基調にして、高級感のある写真を大きく使う。
さらに、ゆっくりとしたアニメーションで商品を見せる。
きっとカッコいいサイトになるでしょうね。
でも、ターゲットはお子さんなわけです。
それが本当にいいデザインでしょうか?
逆に高級会席のサイトが、原色をたくさん使ったポップなデザインだったらどうでしょう。
接待の席をさがしてた訪問者は、きっとファーストビューで離脱するでしょうね。
目に浮かびます。
ホームページは「自分がどう見せたいか」だけで作るものではない。
誰に見てもらうのか。
その人にどう感じてもらいたいのか。
そこから考える必要があります。
子ども向けなら、明るく親しみやすく。
高級会席なら、落ち着きや品を感じるものに。
大切なのは「カッコいいか」ではなく、
その商品やサービス、そして訪問者に合った「らしさ」があるか。
デザインは、訪問者との「会話の入り口」みたいなものです。
「ここ、なんか自分に合ってそう」
そう感じてもらえれば、もっと中を見てみようと思ってもらえる。
逆に、そこで違和感を持たれれば、中身を見る前に離脱されてしまいます。
自分の「こう見せたい」が先行する「ナルシストサイト」にならないよう注意しましょう。
凝ったファーストビューは・・・
サイトの第一印象を決めるファーストビュー。
なかにはホントに凝った動画やアニメーションを使ったサイトがありますね。
「スゲーな、これ!」
私も感心してしまうことが多々あります。
でも、私はそういったサイトは作りません。
だって、訪れるたび長い動画を見せられるのってどうですか?
また、重い動画のせいでレスポンスの悪いサイトをどう思います?
極端な話、私はファーストビューなんてなくてもイイと思ってます。
実際、最近のオウンドメディア(ブログやニュース)のサイトはファーストビューがないものが増えてきてます。
いきなり記事からはじまるので、記事がファーストビューとも言えます。
そのため新着記事が上がる度に表紙がかわり新鮮。
これはECサイト、サービスサイトにも使えます。
訪問者はサイトに入った途端、
「何か新しいものがある」
と気づくことができます。
見せるべきは「演出」より「中身」
この傾向は、コーポレートサイト(一般的な企業紹介サイト)にも広がってます。
例えば Apple。
いきなり商品紹介からはじまります。
トップページは最後まで商品への導線だけ。
会社紹介を大々的に見せることはありません。
「でも、それはAppleが有名だからでしょ?」
そう思われるかもしれません。
でも、私は
認知度が低い会社ほど「中身」を早く見せた方がいい
と考えます。
もちろん信頼を得るために、会社説明は必要です。
でも、それは後で構わない。
なぜなら訪問者がまず知りたいのは
「何を売っているのか」
「どんなサービスがあるのか」
「自分に関係があるのか」
だからです。
商品、サービス、事例、ブログ記事…
こうした「中身」を早く見せた方が、早く会社のことを理解してもらえます。
ホームページ何のためにある?
ズバリ!
訪問者のためでないといけません。
ホームページは会社の自己表現の場所ではありません。
ユーザーが知りたいことに答える場所です。
自分の「見せたい」より、訪問者の「見たい」を優先する。
凝ったファーストビューより、訪問者ファースト。
「カッコよさ」より「わかりやすさ」&「らしさ」
ホームページの主役は、作る側ではありません。
主役は訪問者です。
そこを間違えなければ、
結果として売上・集客・顧客獲得といった成果にもつながっていくはずです。